hiro-shugo’s diary

グダグダ雑談日記

ハロー、サヨコ

こんにちは!
中の人のヒロです(オールで眼鏡かけてる方)
 
今日はこちらの作品『ハローサヨコ、きみの技術に敬服するよ』について紹介したいと思います。
 
 
以前紹介した2作に比べると、世間への露出は低いですが、中々おもしろい作品です。
 
皆さんはこのタイトルの言葉に聞き覚えはあるでしょうか?
 
ほとんどの人がないと思いますが、かつてアメリカで大事件を起こした犯人が、自分を捕まえた日本人にこう言ったと言います。
 
『ハロー、ツトム。君の技術に敬服するよ』
 
この小説のタイトルはそのセリフから取ってきたとのこと。
勿論、実際に話された言語は英語であるため、訳し方によっては違う言葉で表現されていることでしょうが……
 
では小説の紹介を始める前にこの小説のタイトルに起因する事件について簡単に述べたいと思います。(以下Wikipediaから引用)
 

当時アメリカでもトップクラスのセキュリティ専門家であった下村は、日本国籍でありながら、有名企業、空軍、等から協力を求められていた。

それと同時期、ケビン・ミトニックという名のクラッカーが各方面で暗躍していた。連邦捜査局(以下「FBI」と表記)は彼を捕まえようと、以前から関係を持っていた下村にミトニックの逮捕に協力してもらう要請をした。が、ミトニックは下村に対抗すべく、1994年末頃、下村の自宅のコンピュータからプログラムを盗んだ上に彼を愚弄するメッセージを残した。追跡を開始した下村は、1995年2月13日、ローリー市の空港近くのアパートにミトニックが潜伏していることを突き止めた。下村と共に張り込みを続けていたFBIがミトニックを逮捕したのは2月15日未明である。

 
さてさて、この小説が題材になっている事件について知ることが出来ましたでしょうか?
 
それでは本題のこの小説の紹介をしたいと思います。
 
まず、もうほとんどの人が理解したと思いますが、この作品ではサヨコと呼ばれるハッカーが主役です。
 
以下、この作品の魅力について語りたいと思います。
 
1.ほのぼのとしている
メールアカウントやセキュリティ企業にクラックするサヨコだが、悪いことをしているのに、そうとは思わないほど、なんかほのぼのとしている空気がある。
 
2.主人公の不憫さ
この作品、主役こそサヨコですが、主人公は別にいます。
常にサヨコに振り回され、最後にはそれが原因で誘拐される始末。この主人公とは思えない不憫さが見ていて楽しいです。
 
 
 
皆さんどうでしょうか?
技術うんぬんについて深く考えない限り、テンポもよく非常に楽しめる作品です。
 
読んでみてはいかがどうでしょうか?