あしたはれたら死のう
こんにちは!
中の人のヒロです。(腹筋が割れ始めた方)
今日も小説の紹介をしていきたいと思います。
本日紹介する作品はこちら!
【あしたはれたら死のう】です。
櫻子さんシリーズでお馴染みの太田紫織さんの作品です。
最初このタイトルを見たときは、今から死にに向かう人の物語なのかなと思いましたが、読んでみると真反対。
主人公がある意味すでに死んでる状態から始まりました。
ある男の子と飛び降り自殺をした影響で、偶然命は助かるもそれまでの記憶がなくなっていたのです。
少し前までの記憶はあるので、自分がどこの誰か分からないとまではいかないが、自分が自殺をしようとした原因は不明。
その謎を解き明かすべく、学校に復帰し、自らの謎を見つけ出そうと奮闘します。
では、あまりネタバレをしすぎてもあれなので、前置きもここまでにして、そろそろこの作品のオススメポイントを上げて行こうと思います。
1.全く違うの作品なのに【君の名は。】に近いもの を感じなくもない
この作品は言ってみれば、自分の知らないもう1人の自分に会いにいく話です。
これだけ聞くとあの話題作となった【君の名は。】を感じませんか?
もちろん、中身は全くの別物ですが、なんだか読んで見て【君の名は。】を、また見たくなってきました。
2.死んだ理由
記憶を無くした女の子はとてもじゃないが、自殺をするような人間ではなく、クラスでは支配者層にいたような人間。
そんな人間が何故、自殺を選んだのか?
一緒に自殺した男の子に殺されたのか?
それとも殺して、そのあと自らも飛び降りたのか?
と作品を読みながら、妄想を膨らますことができました。
結論はここでは伏せておくので、知りたければ是非読んでください。
3.あしたはれたら死のう
何故、明日晴れたら死ぬのか?
命をかけたゲーム?
それとも晴れたら宇宙人が侵略してくるのか?
タイトルだけを見ればその意味が分からず「は?」となりますが、その意味を知ったときおのずと感じるものがあります。
是非読んで見てください。
オススメです。