恋する寄生虫
こんにちは!
中の人のヒロです。(台湾代表に王建民がいないことを残念に思う方)
今日も小説の紹介をしていきたいと思います。
今回紹介する作品はこちら!
『恋する寄生虫』です。
ウィルス作成が趣味な青年はある日、それをネタに揺すられ、ある少女と友達になるよう迫られる。
そこから友達になり、交流を深めて行くうちに互いに惹かれあっていく2人。
しかし、その感情は2人の脳を巣窟にした寄生虫によるものだった。
愛し合う2人だが、その感情は寄生虫によるもの、つまり偽物の感情。
寄生虫を退治すると2人の感情は消え去ってしまう。
本当の愛とはなんなのか?
それが焦点に当てられたお話です。
では早速いつも通りオススメポイントをいくつか上げていきたいと思います。
1.寄生虫の知識が身につく
寄生虫って今まで気持ち悪いイメージしかもっていなかったけど、ナナホシクドアとか結構綺麗な寄生虫もいることを知った。
また終宿主とか成虫とか、普段日常を過ごしてたら知るはずのない寄生虫の一面も知れる。←ほとんどの人は興味ないかも
2.恋って理屈じゃないんだなー
例え、寄生虫によって生まれた感情であっても、それを守り続けたいと思う感情。
この感情を守れるなら寄生虫に寄生され続けてもいいという意思。
このお話を読んで、やっぱり恋ってそういうものなんだなーっと感じさせられました。
3.少なからず感じる恐怖
この小説ってホラー系統ではない作品ですが、ある意味恐怖感を覚えました。
寄生して人の気持ちを操る寄生虫。
もしかしたらあの日取ったよく分からない行動は寄生虫のせいかもしれない。
はたして、本当に自分の意思で行動できてるのか?
それを改めて考えさせられたお話でした。