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hiro-shugo’s diary

グダグダ雑談日記

三日月14

送信


そして友梨はそう言うと私に携帯を返してきた。


「何したの?」


私はそんな友梨に対し、疑問を投げかける。


と言っても私も鈍感ではない――なんとなくだが予想はついている。


私は友梨の返事を聞く前に、メールの送信履歴を開いた。


――――――――
明日17時頃に会えませんか?


――――――――


やっぱり

明日学校が終わるのは16時頃

神崎君が退院するのは午前中だから、会えるようにセッティングしたんだ。


私が逃げ出さないように……


私は勝手にメールを送った友梨を怒ろうとする。


ブブッ


しかし寸前で携帯が揺れた。


えっ……もう?


私はメールを広げる。


―――――――――
17時?
了解です

親に頼んで学校に連れて行ってもらうから校門で待ってて

―――――――――


嘘!?

神崎君が学校に来る?


あれほど待ちに待った神崎君との学校での生活が明日実現する。

私は不安に覚えながらも、来るはず明日を楽しみに思い描いていた。













次の日の午後、神崎君は予定通りの時刻にやってきた。


「よぉ、御堂」

神崎君は手を振りながら私に駆け寄って来る。


もうすでに私の緊張度はMAX


私は神崎君が自分の前まで来たのを確認すると、胸に添えてた手を静かに下ろした。



「神崎君来てくれてありがとね」

「おぅ、別にいいよ。明日から来る予定だったしな」


ニカッと笑う神崎君


私は一体彼の何処を好きになってしまったのだろう。



「そう……あのね。今日は聞いてもらいたいことがあって来てもらったんだ」

ドクドクと鳴る私の鼓動


私は自分の気持ちを今伝える。


「私、神崎君の事が好きになっちゃったの。迷惑かもしれないけど、もし良かったら私と付き合ってください」


これが私の想い


私は丁寧に頭を下げた。


断られるなら断ってくれてもいい。


友梨にそそのかされて取った行動だけどこの行為に悔いはない。


「俺っ!?」


神崎君は驚いている。


私は顔を上げて力強く頷いた。


「うん、嫌なら嫌って言ってくれても構わないから…… でも出来るだけ早く返事を下さい」


20歳までの命と言われながら17歳で閉じる私の人生


寿命3ヶ月と言われたけど、そこまで持つという保証はない。


せめて生きてる内に返事を聞きたい。


私はそう言って立ち去ろうとする。


「!!」


でもその寸前に神崎君に手をかけられた。


「ふんっ、悩まないよ。俺が現在(いま)生きていられるのは御堂――おまえのお陰だ。俺もおまえのことが好き。俺の方こそ付き合って下さい」


「えっ!!」


まるで嘘かのような時が流れる。

私が神崎君と……
本当に嬉しい。


私は神崎君へと振り返り、


「うん、よろしくお願いします」

ニッコリと微笑んだ。