THE CATCHER IN THE RYE
こんにちは!
中の人のヒロです(弁理士の勉強をしてる方)
今日も小説の紹介をしていきたいと思います。
今までの作品が軽い作品だったので今日は昔からの名作を1つ。
表題では英語表記にしていますが、日本では【ライ麦畑でつかまえて】という名で知られている作品です。
日本では同作品を村上春樹先生と野崎孝先生(翻訳家)が翻訳をしていますが、今回は私が読んだことのある野崎孝さんの方を紹介していきたいと思います。(ネットで調べる限り、評価が高い方)
ではいつも通り、この作品の素晴らしい所!
1. 主人公が悪
主人公のホールデンは各地で問題を起こし、学校もすでに3回転校している男の子。10代中盤の年齢であるのにタバコや酒を嗜んでる現代でいう不良である。
しかし、そんな彼だがどうも憎めない性格をしている。
世の中からズレた道を歩み、必死にもがき、苦しむホールデン。
弱い立場の中、生きる彼の姿には何か感じるところが沢山ある。
2.主人公の言い回し
ライ麦畑でつかまえてでは主人公が独断なセリフや心情を吐くことが多い。
その素敵?なセリフを私の偏見と独断でいくつか紹介しまいと思う。
お願いだから、そのきたねえ爪はテーブルの上で切ってくれないか?おれはもう五十回も頼んでんだぜ(p40)
おまえはほんとの王子様だ。紳士で、学者であるよ、坊や(p76)
僕には分かんないな。相手がやめろと言うから僕はやめるんだ(p145)
などなど。
読んでいて楽しくなるセリフがてんこ盛りです。
3.考えさせられる作品
この作品は何処にでもいるような少年の感情を全面に押し出した作品です。
特に高校生とかの学年だとホールデンに共感する人も多いかと思います。
この作品を読み、自らの青春について考えるキッカケになったらいいなと思います。